今さら聞けない葛根湯の効果と服用するときのポイントをまるっと解説


「知名度が高いから葛根湯のことは知ってるけど、実はよくわかりません…」
「葛根湯っていつ飲めばいいの?」
「かぜを早く治すためのコツってあるの?」


葛根湯は長い歴史を持ち、古くから服用されているので、安全性が高いとされています。さらに、眠くなるなどの副作用もないので、仕事や家事を妨げる恐れもないのも大きなメリット。
 
しかし、これは葛根湯の効果や特徴を正しく理解している場合に限ります。
 
いくら有名な医薬品でも不適切な使い方では効果的とは言えませんよね。
 



今回は、
  • 葛根湯の効果と副作用
  • 葛根湯を飲む適切なタイミング
  • 葛根湯を服用するときの”ちょっとした工夫”

を中心に解説します。

この記事を読めば、「かぜかな?」と感じたときの対応に迷うことはありません。
かぜ薬選びで失敗しないためにも、ぜひ最後までお読みください。

葛根湯の効果と副作用【用法も解説】

まずは肝心の葛根湯の効果について解説します。

あわせて、副作用と用法に関しても解説していきます。

医薬品には効果はもちろんのこと、副作用はつきもの。メリットとデメリットのバランスを考えずに服用すると、副作用のせいでQOLが低下する恐れがあります。

用法を守らない場合も同様ですから、この機会にサクッと知っておきましょう!

では、それぞれを具体的に見ていきます。

葛根湯の効果

様々なメーカーから葛根湯が販売されており、効果に関する記述が異なるので不思議に思った方もいるでしょう。

これは、葛根湯の効果がかぜの症状にとどまらないためです。

今回は、かぜ薬を選ぶときの参考にしていただくのが目的なので、「かぜ」に絞って葛根湯の効果を紹介します。

葛根湯の効果は以下のとおり。

  • 寒気
  • 発熱
  • 鼻かぜ

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 筋肉痛


いずれも自然発汗がなく比較的体力がある方の場合なので注意しましょう。

漢方は体質によって向き不向きがあるためです。

もちろん、当てはまらない場合でも効果がないわけではありません。体質によって効果の程度に差があることは覚えておきましょうね。

葛根湯の副作用

葛根湯は眠気がこないので、副作用がないと思っている方もいますが、これは勘違いです。

葛根湯にも副作用があります。

葛根湯の副作用と知らないと、いざ副作用が出たときに原因がわからずに対処が送れる恐れがあります。葛根湯の副作用は以下のとおり。


  • 発疹
  • 発赤
  • かゆみ
  • 不眠

  • 発汗過多
  • 頻脈
  • 動悸
  • 興奮



  • 食欲不振
  • 胃部不快感
  • 悪心
  • 嘔吐

  • 排尿障害
  • 偽アルドステロン症:尿量の減少、顔や手足のむくみ、
  • ミオパチー:手足のひきつり・しびれ
  • 肝機能障害:体のだるさ、皮膚や白目が黄色くなる


特に注意しなくてはいけないのは、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害の3つです。

これらは重い副作用のため、症状が出た場合は服用を中止して医師に相談しましょう。

葛根湯の用法・用量【”ひきはじめ”の服用がポイント】

医薬品で押さえておきたいのは用法・用量です。効果と副作用を理解しつつ、正しい用法で服用することで医薬品は効果を発揮します。

特に、葛根湯は色々なメーカーから販売されており、用法・用量が異なるため注意が必要です。服用前には必ず添付文書やパッケージに記載されている用法・用量を確認してください。

例えば、同じ葛根湯であっても「ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A」と「葛根湯エキス顆粒Sクラシエ」では用法・用量が異なります。

参考のために比較してみましょう。

ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A

用法・用量は添付文書によると、以下のとおり。

年齡 1回量 1日服用回数
成人(15歳以上) 1包(2.5g) 2回
7歳以上15歳未満 2/3包
4歳以上7歳未満 1/2包
2歳以上4歳未満 1/3包
2歳未満 服用しないでください

葛根湯エキス顆粒Sクラシエ

用法・用量は添付文書によると、以下のとおり。

年齡 1回量 1日服用回数
成人(15歳以上) 1包 3回
15歳未満7歳以上 2/3包
7歳未満4歳以上 1/2包
4歳未満2歳以上 1/3包
2歳未満 1/4包

比べてみると、服用できる回数と年齡が異なっていますね。このように一口に葛根湯と言っても用法・用量は異なるため、必ず服用前に用法・用量は確認しておきましょう。

なお、どの葛根湯を選んでいただいても食間に服用することに変わりはありません。


さらに、葛根湯は、”ひきはじめ”に向いている点も見逃せません。

”ひきはじめ”を逃してしまうと、「用法・用量を守って葛根湯を服用しているのに、いまいち効果を感じない…」なんてことになるかもしれないためです。

大げさな表現ですが、そのくらい”ひきはじめ”に飲むことが大切。

具体的には、鼻や喉に違和感を感じたときが、ひきはじめです。

自分の体のSOSを聞き逃さないようにしましょうね。


葛根湯を”ひきはじめ”に飲む理由【体を温めよう】

ミク子
葛根湯は”ひきはじめ”に飲む漢方薬だとご存じの方は少なくありません。しかし、その理由までは知らない方も珍しくありません。ここでは、なぜ葛根湯が”ひきはじめ”に効果があるのかを解説していきます。ちょっと長くなりますが、小学生でもわかるように解説するのでご安心ください。

葛根湯を”ひきはじめ”に飲む理由は、体温と免疫力の関係性にあります。

体温と免疫力には関係があり、体温が下がると免疫力も下がると言われています。

なぜなら、体温が低下すると、血流が悪くなるから。血流が悪くなると、血液に乗っているウイルスや細菌をやっつける白血球がスムーズに移動できません。
つまり、体内にウイルスが入ってきて悪さをし始めても、中々やっつけに行けないわけです。


パトカーがサイレンを鳴らして現場に急行したいのに、道路の渋滞で立ち往生しているようなイメージですね。これでは、おまわりさんもお仕事ができないので街に平和が戻ってくる日が遠のくわけです。パトカーが渋滞につかまっている間も、ウイルスは待ってはくれないので、症状がどんどん重くなる恐れが上がっていく…。

そこで、葛根湯の出番!

葛根湯には、体を温める働きがあるからです。

体が温まれば、血流も改善されてウイルスが増殖する前に白血球が現場に駆けつけやすくなります。

葛根湯を飲むならこんなふうに

最後に、葛根湯を服用するときのアドバイスなどをいくつかご紹介します。

葛根湯は体を温めることで、かぜの”ひきはじめ”に効果を発揮しますが、体を温める方法は葛根湯だけではありません。

以下の点を押さえて体を温めてあげましょう。



  • 葛根湯はぬるま湯で飲む
  • 厚着をする
  • 温かいものを食べる
  • 寝るときに体が冷えないようにする

上記を意識しつつ、体を冷やす行為(冷たい水を飲むなど)を避けるようにしましょう。


葛根湯で”ひきはじめ”のかぜをやっつけよう!

葛根湯の効果を中心に注意点やワンポイントアドバイスを解説しました。

特に、重要なのは、葛根湯を飲むタイミングです。

”ひきはじめ”に服用することが大切ですが、仕事や家事で忙しいとドラッグストアに立ち寄るのも難しいかもしれません。何より体調が優れないときに、出かけるのは大変ですよね。これでは、症状がが長引くかもしれません。

ミク子
この機会に常備薬として葛根湯を置いておくことを検討してみてはいかがでしょうか。分包タイプは携帯にでも便利なので、外出先で「かぜかな?」と思ったときにもスグに飲めるので心強いでしょう。とは言え、生活のベースとなる食事、運動、睡眠の質が重要なのは変わりません。葛根湯があるからと言って、油断しないようにしましょうね!

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